
世界中に猛威を振るっているコロナウィルス。日を追うごとに感染者が増加して怖いですね。
「緊急事態宣言」も発出し、不要不急の外出自粛。未曽有の事態に予期せぬ経済的負担を抱え、苦しい思いをしている人がたくさんいらっしゃいます。
コロナの恐ろしさはウィルスも怖いですが、それと並行して経済がストップしているということです。
厳しい状況が毎日続いていますが、そんな中、首相が会見し、「国民一人あたりに一律10万円を支給する」と発表しました(2020.4.17現在)。この10万円給付について、現在わかっていることを早速まとめてみました。
現金給付10万円のしくみとは?
突如浮上した「一律10万円給付」の話し。国民一人一人が受け取れるということでホッとした半面、今までの案がどうなったのかも気になりますので調べてみました。
最初は30万円給付案があった?

初めは「収入が半減した世帯に1世帯当たり30万円給付する」という案がありました。これだけだと聞こえは良いのですが、様々な条件を満たさないと給付は受けられなく、「不公平だ」「こんなに困っているのに自分は貰えない」など、国民からは不満の声が多く出ていました。
30万円給付対象条件は、世帯主の月収(2020.2~6月)が以下の通りです。
- コロナウィルス発生前より減少。年間で見て住民税非課税水準となる低所得世帯
- コロナウィルス発生前から見て大幅に減少。年間で見て住民税非課税水準の2倍以下の世帯
そのため、「これなら30万円より安くてもいいから全員に給付して!」という声が多く見られました。確かにその通りで、政府の対策は遅いです!
一律10万円普及になったワケ
当初は30万円を給付すると言っていた政府ですが、その後一変します。4月17日の会見では「国民一人一人に10万円給付」となっていたのです。
首相は会見で10万円給付について「国民の声と与野党の意見を踏まえた」と話していました。首相官邸HPに寄せられた意見やSNSでの声が届いたということですよね。
まだまだ困っている人は多いですが、とりあえず一人一人への給付とわかり、少々の不安は払しょくできた人も多いと思います。
外国人への給付はどうなる?
会見前にはSNSなどでも「外国人はどうなるのか」という疑問が多く挙がっていました。確かに、日本で暮らす外国人も多く、コロナウィルスのために普段通りの生活が出来ないという人も増えてきています。
故郷に帰りたくても現在は渡航もできませんし、不安が大きいはず。担当である総務省の見解としては「国籍に関わらず、住基台帳に登録されている人に給付する方向で検討」と発表しています(2020.4.17現在)。
この案が通り、外国人の皆さんも受け取れることを願います。ただ、子ども手当のような不正受給だけはやめていただきたいですね。
給付金はいつ貰えるのか?

ある一定部分の人々への給付予定から、「国民一人一人に10万円支給」に変わったコロナ対策の給付金。金額はどうであれ、平等な方法にひとまず安心しました。
すべての人々に給付するシステムにすることで、逆に手間が省け、配布も早急に行なえる可能性が
あると言われていました。しかし、一人一人の書類をチェックしていくという処理もありますから、すぐというわけにはいかないかもしれません。
この給付は10数兆円とも言われていて、とても莫大なものです。事務処理などに手間がかかり時間が必要なのは承知していますが、少しでも早く国民の手元に届くようにお願いしたいですね。
10万円給付の手続き方法
会見の中で、首相は「郵送やオンラインでの手続きを実施」と話していました。これは、各市町村の受付窓口に申請者が集まることで感染のリスクを高めてしまうことを避けるためです。
やはり、窓口を設けてそこに行かないと手続きしないと給付できないというのは、今はとてもリスクが高いです。
職員の疲労や混雑。そしてクラスター感染の恐れもありますので、郵送やオンラインでの手続きは
賢明でしょう。
私たち個人にできること
緊急事態宣言が発出された今、いつもの日常とはまったく違う日々を過ごす人が大半だと思います。
感染者はいまだ増えていますが、少しでも感染を減らすために出来ることをしなくてはいけませんよね。
「3密」を避けて行動しよう
感染を防止するためには、いつもは何気なくしていることも気を付けなければなりません。「3密」を避けることは必須。
「3密」とは、
- 換気が悪い密閉された空間
- 大勢の密集している場所
- すぐ近くで会話をする密接した空間
のこと。

これらを避けるには、不要不急の外出はやめようと政府も国民に伝えていますが、若者はやはりツラいと思います。
YouTubeでゴールデンボンバーの「女々しくて」の替え歌 、「自粛して」が流行っているようで、わたしも見ましたが笑いました!!
未知なウィルスだけに人と接する機会を減らすだけで、感染は避けることができます。どうしても出掛けなくてはいけない場合は、ソーシャルディスタンシングを心がけたいものです。
手洗い・うがいをいつも以上に習慣化
リモートワークができる職種ばかりではないですから、このような事態になってもサラリーマンのほとんどの方は仕事は休めません。どうか体調を崩さずにお気をつけくださいね。
とにかく手洗い・うがいですね。多くの芸能人が手洗い動画などをシェアしているので、楽しく取り組みながら習慣化していきましょう。
家での時間を充実させよう
今のままの状態だと通院や、買い出し以外は、外出自粛することを徹底しないと終息できないかもしれません。とは言えずっと家にいると気が滅入りそうです。
若者だけではありません^^;
なのであまり気を張って取り組むと逆効果でもあるので、ゆったりした気持ちでのんびりダラダラ過ごすのもおすすめです。
まとめ
「明けない夜はない」という言葉があるように、暗闇がずっと続くことはありません。一人一人の心掛けで、コロナウィルスが終息へ向かうきっかけを作ることもできます。
ワクチンはいつできるのか・普段通りの生活はいつなのか・仕事を思う存分できるのはいつなのか、
不安は大きく募りますが、ここはゆったりしたもん勝ちです。
また、10万円の支給はありがたいですが、その10万円ですべてが収まるワケでもありません。30万円の給付を当てにしていた人はがっかりしたでしょうし、高額所得者にも一律10万円が給付されることから、不満やバッシングも起こるでしょう。
このような不測事態時ではどのような対策をしても、何かしら不満は出てきます。恐れから発しているため落ち着かせるためにも政府は、いろんな対策を行っていくしかないのです。なのに…まったく期待できないのが悲しい。

いつまでコロナに振り回されるのか、今はまだ何も見えてきませんが、終息化した後の方が本当は恐ろしい事態に陥っているはずです。
いま自分に何ができるのか、今後どうすれば良いのか、といったことを改めて考えるきっかけに新コロナウィルスはなりそうです。