日本人9割以上が持つ不安遺伝子とは?狩猟民族というルーツが原因?

管理人

不安遺伝子とは、脳の中にプログラムされている遺伝子の1つです。「不安遺伝子」という名の通り、「不安を感じろ」と命令を出している遺伝子なのです。

今回のコロナウィルスで管理人も「不安感知」の命令が過剰に出ています^^;

恐怖遺伝子

 

不安遺伝子は、色々な呼び名で呼ばれていることもあります。巷では、「恐怖遺伝子」「神経質遺伝子」などと言われることもあるようです。特に、「恐怖遺伝子」という呼び名は、かなり多くの人が知っているようですね。

 

人が何かの恐怖を感じた時、その恐怖の情報は、脳の偏桃体というところに流されていきます。その恐怖をキャッチした偏桃体は、「不安や恐怖を感じなさい」と全身に命令を出し始めます。この命令を出すものこそが、不安遺伝子というものなのです。

 

不安遺伝子から命令を出されると、体のあちこちが反応して、恐怖に備えるようになります。

たとえば、体がこわばることもありますし、臨戦態勢になって全身が興奮状態になることもあります。また、必要以上に神経質になって、リスク回避へのアンテナを張り巡らせることもあります。

 

ナビゲーター「アザくん」
ナビゲーター「アザくん」

不安遺伝子が「恐怖遺伝子」「神経質遺伝子」と言われているのには、このような背景があるのです。

不安遺伝子は邪魔だけどなかったらなかったで…

さて、不安や恐怖を感じる度合いは、人によって違いますよね。人によっては、「不安や恐怖をほとんど感じない」という性格の人もいると思います。このような人は、不安遺伝子を持っていないと考えられます。

 

そうなると、「不安遺伝子など持っていない方が良いのでは」と思う人も多いかもしれませんね。でも、不安遺伝子には大切な役割があるので、デメリットばかりではないのです。

 

危機に直面した時、本能的に自分自身を守ろうとして、あらゆる行動を起こし始めた…そんな経験はありませんか?これは、不安遺伝子がフル回転して働き、不安や恐怖の情報を全身に送り届けてくれているからなのです。

 

そのため、「危機的状況化で火事場の馬鹿力が働く」というのは、正に不安遺伝子が与えてくれた力だと言えるでしょう。

 

でも、不安遺伝子が多すぎると、今度は不安気質になってしまいます。不安遺伝子が多すぎる人は、何に対しても不安や恐怖を感じることがクセになってしまうのです。

 

それが習慣化され、気質として定着してしまうと、不安気質になってしまうのですね。不安気質が定着すると、人生を切り開く力が弱くなるので、生きていく上で何かと問題が多くなります。

不安に敏感な日本人 狩猟民族というルーツが原因!?

 

不安遺伝子を持っているかどうかは、民族によって大きく違うと言われています。民族によっては、「不安遺伝子を持っていない」というケースもあるようです。

 

そして、日本人の大半は不安遺伝子を持っているという説があり、「日本人は不安気質・心配性」というイメージが出来上がっているようですが、何と、日本人の97%は不安遺伝子を持っているそうで、これはほとんど100%に近い数字ですよね。

 

一方、アフリカの方に行くと、不安遺伝子を持っている人は30%程度にすぎないと言われています。

 

なぜ日本人の多くが不安遺伝子を持っているのかと言うと、実は、日本人のルーツに関係しているという説があります。

縄文時代以前は、日本人は農業をしておらず、狩猟民族でした。狩猟民族は、自然や生き物と闘わなくてはならない生活である反面、どこへ行っても食べ物を取ってくることができるというメリットがあります。

 

そのため、狩猟民族の方が、自分たちの子孫を残しやすい傾向があると言われています。

 

ところが、弥生時代以降に農耕牧畜民族に変わり、「自然や天候に左右される生活」が始まりました。その結果、スムーズに子孫を残すことが今までよりも難しくなってしまいました。

 

そのため、日本人の脳に「今まで以上に危機感を感じなければ生き残ることができない」という情報がより強く植え付けられたと言われています。

 

その結果、不安遺伝子を持つ人が、世界のどの民族よりも多くなってしまったという説が有力視されています。

不安遺伝子を改善するにはセロトニントランスポーターが重要

不安遺伝子を改善するには、セロトニントランスポーターという物質がカギだと言われています。「セロトニン」という言葉が入っているように、セロトニントランスポーターは、脳内から出るセロトニンの量を調整する役割をしています。

 

このセロトニントランスポーターは、心を安心で満たし、不安や恐怖を和らげてくれるという大切な役割をしているのです。

 

ナビゲーター「アザくん」
ナビゲーター「アザくん」

セロトニントランスポーターは、その量が多いほど、不安や恐怖を感じにくくなります。

 

日本人はセロトニントランスポーターが少ない

国別に見ていくと、不安遺伝子を持っている人が少ないアフリカでは、セロトニントランスポーターの量が多い人が大半だと言われています。

 

その他、国別のデータがあまり出ていませんが、日本人は、セロトニントランスポーターの量が圧倒的に少ないようです。

ですが、セロトニントランスポーターの量が少ないからと言って、諦めてはいけませんよ。不安や恐怖を和らげるには、セロトニンをスムーズに出すように意識すれば良いのです。

 

セロトニンを出すには、心身を安心感で満たす行動を習慣化させることが必要です。

たとえば、

    • 「自然の中に入る」
    • 「深呼吸をする」
    • 「良質な睡眠をとる」

といったことでも、セロトニンはスムーズに出てきます。

 

また、ウォーキングなど一定のリズムのある運動をしたり、毎朝日の光を浴びたりすることも有効だと言われています。

 

まとめ

今回のコロナ騒動を見ていて思うことは、恐れに対して過敏になりすぎていますよね。未知のウィルスではそうなるのは当たり前ですが、でもこんな時だからこそ一呼吸が必要です。

 

恐れがあるから不安が襲います。まずは正しく恐れる。その上で予防なり対策を行う。いま自分が出来ることをやる!これしかないと思っています。

 

先のことを考えると「仕事」「お金」「生活」…諸々の不安はありますが、ただその時になればなんとかなるとも思っています。お気楽ですかね^^;