
少ないモノで暮らし、日々をより快適に過ごしている「ミニマリスト」と呼ばれる人々が増えています。
スッキリした毎日を送りたいと思っても、モノを手放すにはなかなかの勇気が必要ですよね。
手放すモノ・手元に残すモノを見極めるには、コツがあるんです。
そこで、ミニマリストの皆さんから見た本当に必要な最低限のモノをリストアップしてみました。
ミニマリストとは?
最近では多くの本も出版されたりテレビで特集されることも多い「ミニマリスト」。インテリアや断捨離が好きな人にはおなじみの言葉になってきたかも知れませんが、ここでもう一度ミニマリストとは何かまとめてみましょう。

ミニマリストとは、身の回りのモノをできる限り減らして必要最低限のモノだけで暮らしている人のことを指します。
昨今の日本は、様々なモノで溢れています。ちょっとショッピングに出掛ければ、あちこちに生活に便利なグッズも多くありますし、安価なモノはつい手を伸ばしてしまいがち。
その結果、家中にモノが増えてしまい、
- これ、似たようなの持ってた
- 便利だと思って買ったけど、全然使わない
- いざという時、大事なものが行方不明
などの悪循環を生みます。
たくさんのモノに囲まれることではなく、必要最小限のモノだけのほうが、生活も心も豊かになっていくことを教えてくれます。
この新しいライフスタイルを実践することにより、快適で愛おしい毎日を過ごせる人が増えています。自分にとって本当に大切なものを見極めることで、丁寧な暮らしができるのでしょう。
必要最低限のモノとは?
ではさっそく、ミニマリストの皆さんから見た「必要最低限」なモノをジャンル別に見ていきましょう。
消耗品などの生活用品は買いだめNG
セールなどで見かけると、つい買いだめしてしまうモノってありますよね。食材や洗剤などは、買いやすいせいか特に買いだめしてしまう傾向に。でも、これらは「無くなってから買い足す」という習慣を身につけるのが良いでしょう。
買いだめすると確かに安心感は味わえます。しかし、たくさん同じ商品を購入して並べておく…という考えは、ミニマリストとしては失格^^;
食材も、「いつか使う」と思って買っても、結果的に余してしまうことも多くありますので、必要な時に必要な分を購入するという方法が良いでしょう。
必要最低限のモノを選び、不要なモノを手放すのは、このような小さな商品から取り組んでいくのが
ミニマリストへ近づくきっかけになるかもしれませんね。
ファッションは使い分けがカギ
毎シーズン、流行のファッションが気になるのは誰でも同じです。しかし、うまく「使い分け」をするのがミニマリストの特徴です。
ワンシーズンで着倒すつもりで購入するので、処分するのも惜しくない価格のモノを手に取るのです。
また、クローゼットに余白を残すくらいの洋服しか手元に置かないのもミニマリストの特徴でしょう。しばらく着ていない服やこれからも着ないであろう服は、たとえ思い出があったとしても潔く手放します。
「1枚買ったら1枚手放す」を習慣にすると、本当に必要な服だけが手元に残ります。
財布は薄く、バッグは整理整頓
ミニマリストは、持ち物も徹底しています。財布がレシートやポイントカードなどでパンパンになることなどはありません。
レシートは帰宅したらすぐに抜き、その日のうちに家計簿記入したりして整理。ポイントカードも、いつも利用するものだけを厳選。財布は、気に入ったものを長く使用します。
また、バッグの中身もいつも整理整頓して気が散らない工夫をしてください。TPOに合わせたバッグをいくつか持っているだけで、頻繁には購入しません。
気に入ったバッグは修理などを重ねながら大切に使用します。
家電も厳選
家電は毎日使用するので、減らすことはなかなか難しいですよね。急に手放すとなると、躊躇してしまいそうです^^;
ですから、引っ越しするときや故障したときが、その家電を見極めるチャンスになることが多いです。逆に、必ず毎日使用する家電は絶対に手放せません。
例えば、冷蔵庫とエアコン
食材の保管、食中毒の防止などに欠かせない存在です。また、エアコンも夏の熱中症対策・冬の室内凍結防止にもなります。
どちらも必須品で、これがなければ室内で快適な時間を過ごすことができません。この二つの家電は、少々高価でも長く使用できるもの・機能が優れているものを購入することをおすすめします。
飽きずに使用できるモノを選ぶことも、ミニマリストになるためには大事な事なんです^^
電子レンジと炊飯器
そして、あると便利だと感じる電子レンジや炊飯器。確かにあると便利で、忙しいときなどには重宝しますよね。
でも、レンジはなければないで何とかなるものです。パソコンで番組を見るから部屋にはテレビがない。炊飯器ではなく、釜でご飯を炊いた方が美味しい。と、そんな理由で手放す人も少なくありません。
カトラリー
また、調理器具や食器などのカトラリーも、自分の住む場所の収納状況や使用頻度を考えて選んでいきます。購入してもまったく使用していないものは、手放しましょう。
便利でも自分が必要ないと感じる家電は、思い切って部屋からなくすのがミニマリストへの近道です。
雑貨もむやみにかざらない
ミニマリストのお部屋を見てみると、余計なものがとことん削がれ、とてもスッキリしています。行き過ぎた断捨離はお勧めしませんが、雑念を払い集中力や幸福感を高めるには部屋をゴチャゴチャさせないのがポイントでしょう。
雑貨を好きな人は多いと思いますが、厳選して飾ることを目指しましょう。ただ飾るのではなく、しっかりと目的のあるものを選ぶとインテリアを楽しみながらも実用的で一石二鳥です。
置き時計やトレイなども、ただ「使用する」という目的だけではなく、自分の好きなテイストにすれば満足度も増すので無駄遣いになりません。
ミニマリストへの近道は購入するときの「気持ち」
ミニマリストが徹底的に行なっているのが、「モノを増やさない」ということですよね。言葉だけ見てもピンときませんし、難しく感じてしまうでしょう。
でも、何かを購入した場合「一つ買ったら一つ手放す」を実践すると、のちのちモノで溢れることはなくなります。また、「欲しいと思ったものがあっても、もし迷ったら購入しない」というのもポイントです。
欲しいモノを購入した場合にどのような使い道があるか、代わりに手放すことができるモノがあるかをじっくり考えてみてください。その結果が出てから購入することにしても、遅くはありません。
良く、モノの出会いも一期一会とも言いますよね。もし次にあなたがその商品を購入したいとお店に足を運んだ時にまだあったのなら、それは縁が深いということです。それから購入しても遅くはありません。
まとめ
あらためて自分の持ち物を見渡した時、絶対に手放せないような必要最低限のモノって意外に少ないかも知れません。
ミニマリストは、自分の身の回りとすっきりとさせながらも、過ごしやすさ・クリアな思考なども同時に手に入れております。そして、本当のモノの価値をわかっているのです。
ミニマリストの声を参考にしながら、自分にとっての必要最低限なモノを見極めて心スッキリと過ごしていきたいですね。