
いざ「不動産投資を始めよう!」と思っても、むやみにできるものではありません。不動産投資についてしっかり把握してから運用したいところ。
そこで、メリット・デメリットについてまとめてみました。
ご訪問ありがとうございます<(_ _)>
ありです。
今回は、不動産投資といっても様々な種類があるので、どんなものがあるのかをお話ししながら
個別のメリット・デメリットも見ていきたいと思います。
不動産投資のメリットは?
不動産投資をする際、いったいどんなメリットがあるのでしょう?
良い面を知り、投資する際の参考にしていきましょう。
とにかくインフレに強い!
不動産投資は、インフレに強いのが魅力です。

たとえば昨日まで安価で購入できた納豆が、いきなり500円になってしまうと「収入に見合わない」という現象も起きます。
物価が上昇を続けるということは、裏を返せば自分の持っている金銭の価値が下がってしまっているということになるのです。
物価の上昇は、収入と支出のバランスを大きく崩し、家庭には多大な影響を与えます。せっかく貯蓄をしていても、物価が上昇し続ければ、「欲しかったものも買えなくなる」ということが起きかねません。
しかし、万が一このような状態になっても、不動産投資は影響を受けづらいと言われています。お金に左右されず、新たな利益をどんどん生むことも考えられます。
そのためには、投資する不動産のしっかりしたリサーチは必須!駅から近いか、近くにスーパーなどがあるか、築年数はそれくらいか、など立地条件をくまなく調べましょう。
条件が良ければ良いほど、借り手は見つかりやすくなります。
また、インフレが起こり世の中が混乱を招いても、それをきっかけに商売や企業を始める人も増えます。それらの人々の進出も期待できますので、条件が良い場所にはすぐに借り手が見つかるのです。
リスクが少ない
こつこつと貯蓄をすることは、堅実でとても良い方法です。しかし、ゼロ金利の今、利益はあてにできません。また、株やFXなども、社会情勢に大きく左右されます。
不動産投資にはリスクもあるかもしれませんが、利益は5%くらいは見込むことができます。わずかでもチリツモで増えていきますので、見逃せません。
高利回り
不動産投資に欠かせない用語として「利回り」というものがあります。
自分が投資した金額に対して、家賃として入ってくる収入がどれだけあるのかを表してくれるのが利回りです。

家賃収入だけをざっくり見るのが「表面利回り」、そして家賃収入から管理費や固定資産税などの経費をすべて差し引きした数字が「実質利回り」となります。
そして、利回りが大きいものを「高利回り」と呼ばれるものになります。高利回りは、古く不便な物件よりも、生活に便利で新しい物件の方が期待できます。
また、高利回りは地方のほうが多いと言われますが、それは持ち主の努力(下調べや調査などを日ごろから行う)やその物件の住みやすさがあってこそです。
都会でも、努力次第で高利回りは十分に期待できます。
不動産投資のデメリットは?
不動産投資には、メリットだけではなくデメリットも存在します。
デメリットもしっかりと把握していくことで、「投資に失敗した」「思っていたより収入が少なくて見込み違いだった」という状態を回避することができます。
借り手不在
せっかく不動産投資を始めても、その部屋の借り手がすぐに見つかるというわけではありません。また、借り手がすぐに退室してしまえば、家賃収入が見込めなくなってしまいます。
収入がないと、不動産投資のためのローンや管理費などが滞ってしまいます。投資したはずが逆に負債を増やしてしまって本末転倒です。
また、借り手がせっかく見つかっても、家賃を滞納されたりすると収入は安定しません。その際はどのように対策をしていけばよいのか、最初に決めておくことが必要です。
災害や震災・・・。事故物件などの影響
予測できない災害や震災。大きな被害で、物件自体を失ってしまうこともないとは言えません。ココ数年異常なくらい起きています。
また、高齢者が増えたことで問題視される孤独死。近年増えている、自殺者。その影響で事故物件となってしまう場合もあります。
地価の下落や流動性の少なさ
地方よりも東京のような都会の方が、物件は低利回りと言われています。しかし、もし借り手が突然退室しても、次の借り手がすぐ見つかる、というメリットがあります。
流動性が高いので、「空き室になって収入がない」という状態が少ないのです。そのため、地価の下落の影響も受けづらい部分があります。
一方、地方都市や田舎などは、流動性が少ないのが難点でしょう。次の借り手が見つかるまで、しばらく空室になってしまう、という状態になることも否めません。
そのためには、物件の立地条件などをしっかりと把握してから投資を始めるのが肝心です。
何も知らない場所の物件に投資するのではなく、ある程度土地勘のある場所で探した方が様々なことに対応できるでしょう。
気になる不動産投資の種類とメリット・デメリット
不動産には、いくつかの種類があります。
その種類別にそれぞれのメリット・デメリットを見ていきます。
アパート経営
アパート経営は手軽に始められ、長期的に安定した収入を見込めます。
また、投資を開始する際に団体信用生命保険に加入することで、自分に万が一のことがあっても保険が住宅ローンを支払ってくれる形になりますので負担が少ないです。
反対にデメリットはとしては、建物の老朽化などで家賃を引き下げたりしなくてはいけないこともあります。また、いつまでも空室のまま…ということもあるので頭に入れておいてくださいね。
駐車場として貸す
自分の持っている土地を駐車場で貸す場合、最初に掛かる経費が少なくて済みます。マンションやビルだと立地条件に左右される場合が多いですが、駐車場だとそれもありません。
近くにレジャー施設があったり、駐車場のないマンションに住んでいる人などに利用してもらうことが見込めます。万が一その土地を売却したりビルを建設したいとなっても、簡単にそれらに転換も可能です。
また、デメリットも非常に少なめです。税金も住宅ではないので安価です。ただ減価償却が少ないのが難点かもしれません。
REITでラクに投資
REITは、投資家からの資金を投資法人が代わりに投資してくれる仕組みなので、自分では何もしなくていいのでラクです。家賃収入が自動的に入ってくるので、手間がありません。
しかし、物価が低下した際の影響はあります。また、投資法人自体がなくなってしまうということもあり得ますから、メリットだけではなくデメリットも知ってからきちんとした投資法人を選んでください。
匿名組合型商品
あまり聞きなれない言葉ですが、これは投資家と不動産管理業者が取り決めを結ぶ不動産小口化商品のことです。
匿名組合型は、どこかの会社に匿名で出資するのですが、不動産管理会社から分配を得られます。出資するのは会社であり不動産ではないので自分たちに不動産の所有権は発生しません。
その分手軽とも言えますし、匿名での投資なので登記簿などに名前も記載されません。手間がないので、投資の重圧も少ないでしょう。
また、デメリットとしては、「投資についての方法や、物件のことが理解しずらい」という面でしょうか。
不動産が自分のものではなく不動産管理業者の物なので、どこか他人事のように感じるからかもしれません。
まとめ
一般的に推測される不動産投資における、メリット・デメリットを挙げてきました。

投資は自己責任ですのでリスクがあるのは当然ですが、ただ今のコロナ以降の現状を考えると、正直おすすめはできません。
”都会より田舎だ!”と、移動する人も増えていますので、今後は不動産投資をするなら「田舎」が良いのかもしれませんね。
その際は、災害を前提に地形や地質調査が必須になります。
世界情勢や経済は常に動いています。3年先どころか、明日すらどうなるのか、先が見えない状態です。資産の目減りを防ぐために金、不動産…と言った分散投資は必要です。