
ありです。
今日は、金利の話です。
低金利のいまどこで預けたら良いのか…少しでも金利の高いところで預けたいのは誰しも同じです。
しかし、日銀のマイナス金利以来下がり続けています。反対に物価は上がり続けていますが^^;
ここでは、貯めるのに定期預金は適切なのか、金利の複利と単利、固定金利と変動金利、また中途解約したときは?と言ったあらゆる角度から定期貯金について見ていきます。
定期貯金とは
預けたら一定期間引き出せない預金のことです。通常普通預金はいつでも引き出し可能ですが、定期預金は指定した預入期間が満期になるまで基本崩せません。
その代わり、通常の普通預金より金利の設定は高めです。ですから、使う予定のない寝かしているお金は、定期預金に預ける方が良いと言われています。
実際その通りで管理人も、ネットバンクで定期預金、株、投信、積立と様々に預金、投資をしています。(大した金額ではありませんが^^;)またそれ以外に一部、銀行に預けずにタンス預金として手元にもいくらか置いています。(主に災害などの不測の事態に備えて)
預金封鎖に備える
え~って思われた人は、普通の反応です^^;
単に管理人が心配性というのもありますが、そう遠くない将来金融は崩壊するとみています。そうなれば、デフォルトになるので円にこだわっていても仕方ありませんが、その話はココでは置いておきますね。
今の世界経済も含めですが、非常に危ういのは誰が見てもわかります。一気に預金封鎖はしないとは思いますが、そうなれば引き出せない状態になるでしょう。
あと、災害用ってのもあります。500円玉貯金もしていますが、これなどはまさに災害用です。小銭の方が便利です。
タンス預金のデメリット
- 防犯
- 災害
- 利息
タンス預金のデメリットは、3つのリスクがあります。
利息に関しては現状考えると不利益はないと思いますが、防犯上は危ないです。また、災害に関してもココ数年おかしな自然現象が続いていますので、不幸にして遭遇するかもしれません。
災害用にタンス預金をしつつそれがデメリットにもなるという矛盾な結果になりますが、またそれも事実です。
ですからタンス預金する人は、弱さやリスクもあることを覚えておいた方が良いでしょう。きっと、あまりしている人はいないと思いますが、ただ手元にある程度の現金は持っていた方が良いと思います。
その金額はそれぞれですけど、とりあえずは30万円あれば良いかなと思います^^
金利の複利と単利
さて話を戻しますが、少しでも元本を増やしていきたいのなら、定期預金の複利で運用した方が貯まります。大半の定期預金は、3年の預け入れで複利に変わるはずです。
また、商品によっては半年複利もあるのではと思いますが、いまはネットバンキングを利用すれば地域性は関係ありません。
利息もネットバンキングの方が良いですね。メガバンクを活用する人は減ってきているのでは、と思います。新規口座申込キャンペーンをやっているところがあれば、検討するのもありでしょう。
利息の計算
100万円を金利0.05%で3年間預けたとします。金利は、500円つきますが、諸々の税を引かれて398円ですが計算では税引き前で行っています。
単利利息 | 元利合計 |
1年目 | 1,000,500円 |
2年目 | 1,001,000円 |
3年目 | 1,001,501円 |
複利利息 | 元利合計 |
1年目 | 1,000,500円 |
2年目 | 1,001,00円 |
3年目 | 1,001,500円 |
いかがでしょう。金利差ありますか。ほとんど同じですよね。
ちなみにこれを5年間とすると、
単利の元利合計 | 複利の元利合計 | |
4年目 | 1,002,000円 | 1,002,002円 |
5年目 | 1,002,500円 | 1,002,503円 |
つまるところ、3年目で単利と複利の差は1円、4年目で2円、5年目で3円です。これからもわかるように、貯金として貯めていくのなら複利でも単利でも現状の金利であれば、さほど変わらないと言うことです。
複利が良いと言うのは、過去の話です。ただ、金額が大きくなり預入期間も長くなるともちろん単利と複利の利息は広がります。
ただ預け入れの縛りや中途解約時のペナルティー金利を考えると、複利の定期貯金もお得度は低いと思います。
とは言え、現状どこに預けても低金利です。タンス預金をするよりは、定期に入れたら良いと思います。運用と言うよりは、「引き出せないお金として預金」すれば勝手に利息も貯まっていきます。
このように定期貯金を数本預けておき500万円ほどになれば、今度は利回りを中心に運用を考えていきましょう。
ちなみに100万円を3%で預けたとします。(税抜き)
複利と単利で預けた場合、以下のような結果になります。
5年後 | 10年後 | 20年後 | 30年後 | |
複利 | 1,159,274 | 1,343,916 | 1,806,111 | 2,427,262 |
単利 | 1,150,000 | 1,300,000 | 1,600,000 | 1,900,000 |
差額 | 9,274 | 43,916 | 206,111 | 527,262 |
長期間預ければ預けるほど、また金利が高いほど、元利合計(税抜き)は増えていきます。
72の法則
元手が2倍になる年数を割り出すことができる法則があります。これらは72÷年数で求めることができ、「72の法則」と呼ばれています。
たとえば現在のメガバンクの金利は、0.01%です。これを72の法則に当てはめて計算すると、72÷0.01=7,200、つまり7,200年以上で元金が2倍になると言うことです(爆)バブルの時代は5~8%でした。その頃であれば、9年~14年で元金が2倍になったのです。
現在の金利がいかに安いのか、わかりますよね。

バブル時代なら複利運用は期待できますが今はゼロ金利、マイナス金利の時代です。この積立預金だけで資産運用などは到底できません。とは言え、とりあえず今は元本保証はされているので安心度の高い運用方法です。
なので預金ゼロの人は、まずは少額で良いのでコツコツと積立貯金をしてください。その後積み立てた元金で、長期の積立投資に移行しましょう。
積立貯金のメリット
毎月自動で積立してくれますので、確実にお金が貯まります。ただし、金利は安いのである程度貯まったら定期貯金に移行すると良いでしょう。
他にも投資信託ファンドを毎月買って積立ていく方法もあります。ただ、管理人はこちらの投信自動積立のメリットをあまり感じていません。
むしろ純金積立の方がおいしいのではと思います。ただ、純金積立は買い付け時の時に手数料を取られますし、金の価格が変動しますので現金に換金するときは気をつけないといけません。
貯めると言うより運用になりますので、この辺りはまたお話をしていきたいと思います。
まとめ
まとめると、複利の定期貯金って本当にお得か?と聞かれれば利息と元金次第ということになります。ですが、貯めるを目的に選ぶのなら現状の金融商品の中ではおすすめです。
便利ですが使ってしまってお金が貯まらない人は、「積立定期預金」もあります。ご自身に合わせて検討してください。